”WinでHardDiscRecording”
"危険な香り”編
↑このマークのあるコーナーで紹介しているTipsは、場合によってはシステムに重大な損傷を与える可能性があります。記述されているTipsを実行した結果生じるいかなる結果に対しても免責とさせていただきますので、バックアップを取るなどしてから自己責任でお願いします。
また、全てのTipsが全ての環境において有効というわけではありません。逆にパフォーマンスが低下する場合もあります。
お品書き
◇Recordingマシンにしたいのだ。
◇システムの設定を最適化するのだ
◇msconfig にて、スターをアップ項目の選択。
◇ハードウェアプロファイルの選択
◇ファイルシステムを最適化
◇Win最強のサンプリングレートを手に入れるのだ
◇よく使うアプリケーションはキーボードで一発起動!
◇Windowsをプチ改造するのだ。
◇Recordingマシンにしたいのだ。
メールの読み書きやワープロ、妖しい画像の閲覧等々、コンピュータの使い道は多岐に渡っています。
工場出荷設定でのWindowsでは音楽制作はちょっとキビシイ。そこで音楽制作に特化したWindows改造Tipsです。
(注);主に安定した録再のためのリソース確保と作業中に極力割り込みをおさえるTipsです。
◇システムの設定を最適化するのだ
・コントロールパネル>システム>デバイスマネージャ>CD-ROM>CD-ROMドライブ にて。
- CD-ROMのプロパティにて"挿入の自動通知"をOFF。これでポーリングによる割り込み、一つ減ります。
・コントロールパネル>マルチメディア にて。
- オーディオのプロパティにおいて、再生については低レヴェル、録音については高レヴェルというのが基本でしょう。
解らない向きは規定値で。- "音量の調整をタスクバーに…"はチェックしておくと便利ですが、その分リソースを食います。
後述のKeyBoardShortCutを使用するのならチェックオフも良いでしょう。・コントロールパネル>電源の管理 にて。
- システム、HDD共に電源を切らない設定が基本でしょう。
- ならば、電源の状態をポーリングしないようにした方がより目的に即していると言えます。
- ならばいっそ、アドバンスパワーマネージメントサポートは使用不可にしましょう。(参考:ハードウェアプロファイルの選択)
・コントロールパネル>システム にて。
- "パフォーマンス"タグ、詳細設定のファイルシステムにて、コンピュータの主な使用目的は’ネットワークサーバー’に。
・コントロールパネル>画面 にて。
- スクリーンセーバーも無しが基本ですな。
- 壁紙はできるだけ"無し"で。もちろんActiveDeskTopなんてモノは無効に。
- "デザイン"に関しては目にやさしい配色にするなどの工夫で、ストレスが減ります。
◇msconfig
にて、スターをアップ項目の選択。
・スタートボタン>ファイル名を指定して実行>"MSCONFIG"と入力するとシステム設定ユーティリティが起動できます。
もしあなたが、Windowsの各種便利機能の全部を必要としていないのなら、"スタートアップ"タグの項目を選択すると効果大です。
主なエントリ(環境によって異なりますので要注意)
エントリ名 |
設定 |
備考 |
Scanregistry | ON | レジストリのバックアップ、修復、監視 |
LoadPowerProfile | OFF | 電源管理を有効にするならON |
SystemTray | ON | タスクトレイの表示に関するものなので必須 |
(PacketWrite Softwear等のエントリ) | OFF | こういったレジストリ登録のアプリは、別途ショートカットを作成して利用。(一部不可) |
TaskMonitor | OFF | タスクマネージャを利用するならON |
wcmdmger | OFF | (これがなんだったか失念…。ウチではOFFにて問題無し。 |
SchedulingAgent | OFF | これもMSタスク関連のエントリ |
ここを再設定することによって、かなりのシステムリソースを開放できます。
しかし、重ね重ね警告ですが、全ての環境で有効とは言い切れないので設定の是非は個人の責任においてご判断ください。
◇ハードウェアプロファイルの選択
・コントロールパネル>システム にて。
システムのハードウェア等の構成を複数登録することができます。
例えば、通常;
- 全てのハード構成を有効化
- 電源管理も有効に
HDR時;
- プリンターポートの無効化(本来はBIOS設定で無効化するものですが)
- 電源管理の無効化
- Faxモデム、ネットワークカード等の無効化
- 各種エミュレーションの無効化
などの複数の設定で、Windows起動時にどちらの設定を利用するか選択するようにすると、ある程度の汎用性を持たせたままのハード構成でシステムのリソースを開放できます。
各種カードが刺さったマシンでIRQがいっぱいいっぱい、なんて人はとくに有効でしょう。
◇ファイルシステムを最適化するのだ
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この辺はPC設定の非常にディープな部分であり僕自身よく解らないことが多いです。無責任ながら、有名な設定例を備忘の為に記しときます。記述された設定項目について詳しく解説されているページも有ります。勤勉な方はどうぞ。
・\WINDOWS\SYSTEM.INI fil内の[386Enh] エントリに以下の記述を追加。
(EGOSYSのサイトの受け売りです。他の設定を進めているページももちろんあります。)
32BitDiskAccess=on
DMABufferSize=64
MinTimeSlice=4
MaxBPs=16384
MinSPs=4
ConservativeSwapfileUsage=1
PageBuffers=32
他にも[vcache]エントリに関するものもあるようです。
[vcache]
MaxFileCache=16384
MinFileCache=16384
Chunksize=1024
などです。
◇Win最強のサンプリングレートを手に入れるのだ
Windowsがデフォルトで搭載しているオーディオコーデックは、Windowsのバージョンによって少々変動があるようです。
Win98は標準で、上限48000kHzのPCIコーデックを搭載していましたが、Win98SEになってから、上限44100kHzになってしまいました。
(MEや2000はどうなんだろう?)そこで、Win98SEにて48000kHzのサンプリングレートを手に入れるTipsです。
サンプリングレートの上限を決めているのはオーディオコーデックというソフトウェアデバイスですので、48000kHz上限のコーデックを搭載しているアプリケーションをインストールすればOKです。
で、このコーデックを搭載してるMSのフリーソフトがあります。"Windows Media Tool"です。これをインストールします。一度インストールすれば、アプリケーションをアンインストールしてもコーデック自体は残りますので気楽です。
(コーデック自体は"コンパネ>マルチメディア>デバイス"にて削除可能です。っていってもコーデック削除することってのもそんなにないでしょうが)
あ、ちなみにmicrosoft.comから日本語版がダウンロードできます。
◇よく使うアプリケーションはキーボードで一発起動!
Windowsには標準でキーボードショートカットが用意されてます。、(EX:"Ctrl+E"で"エクスプローラ"が起動など)
しかし、スタートメニュー内やデスクトップに作成されているショートカットアイコンに対してキーボードショートカットが割り付けられることはあまり知られていないようです。
以下、"Microsoft Windows 98 Second Edition README:ヒントとテクニック"からの引用です。
ホット キー
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Windows 98 では、[スタート] メニュー、またはそのサブフォルダのショートカット
に関連付けられているホット キーを使うと、いつでもプログラムを起動できます。具体的には、
ショートカットをデスクトップ、又はスタートメニュー内任意のディレクトリに作成する。
作成したショートカットのプロパティを開く。
"ショートカットキー"項目を選択(初期設定は"なし")。
任意のキーを押す。
OK、又は適用で確定。
これで割り当てができます。
割り当てられるキーは"Ctrl+Alt+'選択したキー'"になります。僕自身はこの機能、"録音コントロール"を起動するのに大変重宝しています。
"録音コントロール"って、開くの面倒(ヴォリュームコントロール>プロパティ>録音にチェック>OK>OK)なので、オプション付きでボリュームコントロールを開くショートカットにキーを割り当てています。リンク先:
SNDVOL32.EXE /rec
(/rec が録音コントロールで開くオプション)ショートカットキー
Ctrl+Alt+Rこんな感じです。